2013年3月2日(土)日本経済大学渋谷キャンパスにて開催された第5回ZESDAプロデュース・カフェ「SNSによる地域力プロデュース」に参加してきました。
プロデュース・カフェはワールド・カフェ形式のワークショップを行い、次にプロデューシングをテーマとしたゲストの講演を聞いた後、講演で得た気付きを元に再びワールド・カフェを行い、対話を深めるという内容となっております。今回は和崎宏先生を基調講演の講師にお迎えして「SNSによる地域力プロデュース」というテーマで参加者たちと対話してきました。
第5回ZESDAプロデュース・カフェ「SNSによる地域力プロデュース」の詳細はこちら
http://d.hatena.ne.jp/ZESDA/20130303/1362325361
今回のワークショップで学んだことを備忘録として箇条書きにしておきます。
・地域SNSはリアルな関係のソーシャル・キャピタルが基盤となる
・メンバー加入は完全紹介制にして紹介者が技術やマナーの面倒を見る
・地域SNSの開設時は知れた仲間で雰囲気作りに力を注ぐ
・雰囲気がしっかりできている地域SNSでは変な発言をする人は出にくい
・影響力のある人は橋渡し役になってもらい他の地域との連携をはかる
・地域に密着した職業で地元を盛り上げたいと思っている人に協力してもらう
・若者を巻き込むためには何かを学べたり、地域貢献ができる環境を用意する
・地域に根付いている女性が中心となる地域コミュニティは発展する
・地域SNSは災害時の際に活用できるよう平常時に普段使いで慣らしておく
・平常時ではソーシャル・キャピタルの醸成に活用する
これらを踏まえ私たちのテーブルで発表したボード。
課題は希薄な地域コミュニティとしまして「リアルの地域コミュニティの活動をSNSにアップして共有する作業を全国各地の地域コミュニティが積み重ねていけば、事例の見える化による集合知の構築ができて、問題解決の辞典を作ることができる。」と提案しました。
この後の懇親会ではラッキーなことに和崎先生の真正面の席に座れてじっくりお話を聞くことができた。先生に「地域SNSに消防や警察からの情報を直接流す仕組みはどうでしょうか?」と質問したら「それいいね、いただき。」と関心を示していただいた。
逆に先生からは「東日本大震災の時にSNSで一番問題となったのはデマ情報。私は災害の時に混乱した情報の中から正確で地元に役立つ情報だけをピックアップしてくれるキュレーターが必要だと思うのです。なのでリアルにある消防団のように公的に認められた一般市民による災害情報キュレーターを育成すべきだと思うのです。」とすごいアイデアを教えていただきました。
ZESDAオフィシャルサイト
http://zesda.jp/