青森県が運営する「みんなとつながる!青森県庁ライブコミュニケーションプロジェクト」のUstreamチャンネル「あおもり県庁なう」がさっそく過疎ってきてる。
みんなとつながる!青森県庁ライブコミュニケーションプロジェクト(ALCP)
http://www.pref.aomori.lg.jp/alcp/
この企画には県民のニーズが見えず、県庁がUSTやっててすごいでしょ?という独りよがり感がどうしても否めない。本気で県民とコミュニケーションをはかって県庁の活動を知ってもらいたいならばネットに頼らず県民とリアルに膝を突き合わせて語り合う方がよかった。
あおもり県庁なうのUstweet。
リアルタイムの交流を目的としているが視聴者からのレスポンスは。。。
http://ustweet.net/log/alcplink
一般の人は行政などには興味がなく、他に楽しいことがいっぱいあり日々忙しい。そんな方々に「なんとか自分たちが出す情報に触れてもらえるチャンスを探る」という感覚を持つべきだと思うのです。なのでまず自分たちから外に出てオフ会や懇親会にひたすら顔を出し、人間同士のつきあいを持つところからだと思います。
県庁にスタジオを作るパワーがあるならば「青森県でがんばっているアクティブなコミュニティに参加してきてもいいですか?」とリアルエンゲージメントを高めたいというところで上と戦うべきなのです。
スタジオ設営費に職員2〜3名の人件費、今回の企画にかかった予算に対する責任はどうなるのでしょうか。ひとつ分かったのは県庁職員に必要なのはUstreamの配信技術ではなくリアルの場で気軽に県民と語り合える人間力なのだなと。
今回の「あおもり県庁なう」で学んだ行政のSNS活用のヒントメモ
・積極的に地元で活躍するアクティブなコミュニティに参加する。
・アクティブなコミュニティが育ちやすい環境作りに力を注ぐ。
・まちづくりの専門家やファシリテーター育成コーチを招いて勉強会を行う。
・まちづくりワークショップを行う。
・ライトニングトークやワールド・カフェを開催する。
・そのようなイベントを通じてリアルの交流に力を注ぐ。
・コミュニティが活性化してきた時に初めて必要となるのがSNS。
・SNSを使って県民と交流をするというのは流れが逆。
・コミュニティの活動を動画に撮ったりブログに書いてSNSで紹介する。
・地域に根付いたアクティブなコミュニティ活動の応援をする。