政治家が嫌われる理由

統一地方選中、私のフィードには候補者による選挙カーの騒音や駅前での街頭演説についての厳しい意見が結構流れてきていましたので、「どうしてこんなに政治家は嫌われるのでしょう?忙しい皆さんに代わって役所に文句を言う人を決める選挙なのですから、他人事にせずにもっと主体的に市政に参画されてはいかがですか?」とFacebookに投稿したところ、なかなか街頭インタビューでも得られない一般人視点の貴重なご意見をいただきましたのでここに残しておきます。

『少なくとも「知ろうとする」「知らせようとする」、双方のアクションが欠落してるからではないでしょうか。市議ももっとご自身の日々の仕事振りをこう言ったFacebook等でアピールして良いと思います。てかして欲しいです。市議になる方には「何処そこの桜が綺麗です」とかそんな情報いらないんで、もっと実務的な情報を日々投稿して欲しいとも思います。」

『何だか月末にアタフタしている下手な営業マンと被るんです。普段電話や顔も出さないで自分の都合だけで急に来て「買ってくれ!」って来る人たまにいません?(苦笑)多分「は?ふざけんな!」ってなりません?選挙活動に文句言う方の心理は、この「は?」に近いんじゃないでしょうか。』

『僕もこれを機に票を入れた候補者の次までの行動や市政にもっと関心を持とうと思いますが、と同時に普段からの活動をもっと公表して欲しいです。これやってりゃ、ぶっちゃけ大騒ぎして選挙活動する必要なんか無いと思うんすよね。』

『選挙活動は、全候補一律の内容かつ、候補者が知らせる活動はやめ。有権者が知る活動に変換したらいいと思うんですよね。もちろん、知りたい情報にはアクセスできる工夫はいります。現状では、知らせる物理的手段や、テクニック、資金力のある候補に断然有利です。さらに、得票からマイナスされる、マイナス票制度の導入で、なりふり構わぬ活動を制限。投票したい候補者該当なし票を導入して、投票率アップをはかったら良いと思います!』

『~~です。よろしく御願いします。ありがとうございます。~~です。よろしく御願いします。ってよ、もっと真面目な話しろよ!って思うよ。彼らの当選より明日が大事だろーよ。ふざけた野郎ばかりだから選挙に誰も見向きもしない。俺の友達や知り合いに選挙行くって言う人が居ない。いつも一人で小学校に投票しに行ってます。こんな世の中が嫌いです。それが薄っぺらな中身の無い選挙活動が原因だと言うことも事実です。うるさいとしか思えない。今回は共産党が一番頑張ってんじゃないのかな』

『プッシュ型メディアは不快に感じられるからしかたないんじゃない?』

『たぶん、当事者意識がないのでしょう。政治家でも実際にあえば普通のおじさんです。楽しむことも悩んでいることも私たちと同じ。そういう意識は、運命共同体の有った時代には誰もが当事者的な実感があったのに、今はそれがないから、他人的に何でも言えちゃうんだと思います。』

『関心のある人が思う政治と、無関心者が考える政治の温度差が乖離していて、多分政治家やそれに携わる人たちはみんな悩んでいると思いますよ。政党の左右とか規模の関係なしに・・・』

『逆に議会とかがもっと見えやすくなる仕組みを考えて議員がそこで何をやってるのかやってないのかが万人の知るところになれば選挙活動とか、そんな個人アピール合戦にならない気がしますね。政治がなんか遠いのは興味を持つ持たない以前の問題のような気もしてます。鎌倉では普段何をやってるかをマメに自分で書いてボスティングしてる議員がかなり上位で当選してるんで、議員の当選してからの姿勢も見つめ直す必要性もあると思います。』

『「代わりに役所に文句を言ってくれる人」があまりまともな仕事をしてないように映っていると思いマス。個人的にはお金持ちのお戯れだと思わなくもないですし。』

『嫌われると言うよりは、政治に関心が無いのと、選挙の時だけ頭を下げる!有権者の為に働くのでは無く、自分の生活就職先に立候補する人が増えているのでは無いでしょうか!』

『議員や選挙がどこか宗教的な儀式みたいに感じる人が多いのかも…自分は自民だとか、○○党だからとか…駅前でチラシを配れば「暇人」と言われる。ポスターの貼替えをお願いすると訝しげな顔をされる。右翼の宣伝カーの存在とかもそうさせてしまうのか…』

『選挙の手伝いをしている方…本当に立候補者の政策を支持しているのでしょうか…会社ぐるみで応援している方、自分の利益になるからなんて考えていませんか?○○さんの子供だからと支援していませんか?有権者は大切な一票を持っています。個人の利益のためにではなく、その候補者の政策や過去を見て信じられる、この人なら地元を住みやすい町にしてくれる。そういう基準で選んで頂きたい。』

『自分は、お店があるほぼ全ての時間をこの街で過ごして、街の取り組み等にも参加させていただき、本当に愛してやまない街なのに、居住地が違うという理由で…(-。-;非常に歯がゆいです。そんな想いの人の分も含めての「大事な一票」住んでいる街の方には「自分たちの代わりに自分たちの意見を上げてくれる代弁者」の意識を持って、大切にしていただければと思っています。』

『皆様の議論が興味深いです。あと優先順位ができますよね。古い政治家は、先祖代々の支援者を第一にしますから、新住民だらけで入れ替わりの激しい都市部ほど政治は遠くなる。無党派層が特定の利益団体を作り、政治に影響力を出すのが一番の近道ではないですかね』

『興味を持ってもらう仕組みを考えるのも仕事ではないでしょうか?興味をもたれない位に問題無く地方行政が動いてるという考え方も出来ますから、今はそれほど問題無い状態なのかもしれません。みんなが損する事が起きたらみんな興味持つと思いますよ。それは不幸なことでもありますけども、、、嫌われるのは五月蝿いと思う人が多いからかなー。五月蝿くない活動方法でより効果の上がるやり方があれば嫌われなさそうですね。』

『残念ながら「市政に興味がないから代わりに役所に文句を言ってくれる人」だけがやっておられるわけではない現状を考えると、些か暗澹たる気持ちにもなります。清廉潔白であれとは思いませんが、くだらない組織の為の御用聞きが議員にも首長にも多いというのが現状でしょう。それさえ見分けることが出来れば、こんなに簡単で素晴らしい事はないと思うのです。』

公職選挙法が制定されてから65年、日本の生活様式も価値観も大きく変わり、多様性が認められて「子どもがうるさいから公園で遊ばせるな!」など超個人主義の人たちが主張をするようになってきていて、市民の生活を乱すプッシュ型の宣伝手法はもう時代に合わなくなってきているのかもしれません。いまの人たちも市政に参画したくなるような時代にあった選挙の仕組みを見直す時期にきているのでしょう。政治家の皆さん、選挙が関係者だけのイベントにならないように一般人の声に耳を傾けてください。