朝日新聞の実名報道及び無許可報道に対する抗議文

株式会社 朝日新聞
代表取締役社長 木村 伊量 様

貴社は今回の2013年1月16日より起こっているアルジェリアの一連の事件報道において、事前の取材協力の際の約束を反故にし、無許可で犠牲者の実名報道を行った。

今回のアルジェリアの一連の事件に関しての取材に協力する際に、私は被害者の親族として事実関係を報道することに協力する意をもって取材を受けましたが、前提として私と「人物が特定できるような記事は書かない」「記事にする際には私に許可を取る」とした約束をしました。

しかし、2013年1月22日 貴社の朝刊にて残念ながらその約束は破られ、被害者の実名が公表され、結果として私たち遺族と私たちの生活に関わる全ての方々に多大なるご迷惑をおかけしてしまう事態となりました。 さらに現在では他のマスメディアでも追随した報道がなされるようになり、近隣の皆様にも大変申し訳ないことに更なるご迷惑をおかけしてしまっている次第です。

貴社には現状の報道体制に関して、今後こうした報道を行わないように、管理体制及び今回の報道に関係する全部門のありとあらゆる体質改善を求め、また今回の貴社が行った実名報道及び無許可報道に関する誠実な謝罪を、社会一般的に誠実な態度をもって、被害を受けている関係各位の皆様に対して求め、強く抗議いたします。

平成25年1月23日

被害者親族 本白水智也

抗議文のPDFファイル(57kb)

kougibun

親族より「代表」の文字を削除するよう注意されまして、削除し、訂正しました。
訂正した文書を1月25日に朝日新聞本社へ郵送しました。

抗議文の書き方が分からず、参考とした文書の文字を削除せずに提出してしまいました。
ご迷惑をお掛けした方々に深くお詫び申し上げます。