海の家の音楽規制について対話しました。

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昨夜のミートアップ藤沢で私たちのテーブルは「海の家の音楽規制」について対話しました。もともとこれは「音楽」の問題ではなく一部の海の家の経営者・利用者の「開放的な雰囲気によるいきすぎた迷惑行為」と「利益重視のモラルの低下」が問題なのですが、いずれにせよ近隣住民に迷惑をかけているのは事実でして、私も毎年7月と8月は子どもを片瀬海水浴場には近づけたくないという市民のひとりです。

そんな感じで迷惑を被っていた地元藤沢市民はこの「海の家音楽規制」に歓迎ムードなのかと思いきや、出てきた意見は意外にも慎重論が多かったです。

大きな理由は「規制をするということは自分たちの自由な権利を奪うことになってしまう」ということでした。これは受動喫煙防止条例にも関連してくると思うのですが条例が制定されてしまうと、誰に文句言われることなくいままで自分の判断で自由にできていた行動がいきなりお上に奪われてしまうということなのだと。

「行政の基本は市民の皆さんは自由に好きなようにやってください!」だよと。ただ重要なのは市民の自発的なモラルとマナー向上への投げかけ、呼びかけ、社会の環境作りに力を注げという意見が多かったです。「自由を守るために責任を持とう!」という意識の啓発です。

あとは「観光資源の利益」と「近隣住民の安心安全な生活」の問題として、いままで長い時間をかけてここまできてしまった実態をいきなり規制で「はい、今年からダメ!」ではなく、お互いの利益を尊重し、合意形成をはかる努力も必要なのではないかという意見もありました。

なにはともあれ、こういう一般市民の普通の話が聞けるミートアップ藤沢って良いイベントだなと思いました。