青森県庁USTから得た気づき

みんなとつながる!青森県庁ライブコミュニケーションプロジェクト
http://www.pref.aomori.lg.jp/alcp/

青森県庁がUstream番組を開始したので、行政とUstreamについて考えてみた。行政が事業を行う場合、最優先に配慮しなくてはならないのは公益性と平等性です。簡単に言うとその情報にアクセスできるチャンスを平等にたくさんの人に与えないといけないのです。

そういった意味では生中継という時間的制約のあるライブ動画配信サービスではそこは絶対にキープできません。
青森県庁のサイトを見ると交流に重点を置いている。ということはリアルタイムで配信を見て、その映像に意見して、交流することを目的とした事業なわけで時間的にも普通に働いている人は絶対にオンタイムで交流は不可能なのです。これ完全に県民に時間的な情報格差を生んでいます。

私がもしこの事業に関わっていたら絶対にYouTubeのようなアーカイブメディアを提案します。そのような時間的な差別を作ってまでリアルタイムで交流する意義が分からないからです。

60秒〜90秒で録画したトピックスごとの動画を細かくアップしてスマホでサクサク見てもらえばいいじゃないですか。
その方が多くの人に見てもらえるし、オンデマンドで自分の時間で見ることができ格差も生まれません。YouTubeにもしっかりコメント欄がありますので交流できます。

行政で事業をしている方々は税金を使っているという責任を持って県民の公益性と平等性を第一に考え最適なメディアを選択して欲しいものです。