今回の選挙で考えたネット活用法

衆議院が解散した11月16日、私はカメラを借りるために小田原駅にいました。
なんでそんなことをしていたかというと
今回の選挙で私はこの2年間身体で覚えたことをもとに以下の仮説を立てていたからです。

・一般の人は民主党09マニフェストの影響でまだまだ政治に無関心。
・政治に無関心の人は政策を語る動画なんてまず見ない。
・政治に無関心の人は難しい政治の話を書いてもまず読まない。

この仮説から私が考えた行動は「被写界深度の浅い格好の良い写真」か「有名な方とのツーショット写真」をひたすらホームページやSNSにアップすることでした。

政治家が短い時間で顔を覚えてもらうには、

「難しいことは書かず、シンプルな写真でインパクトを与えること。」

これは先日未来鎌倉市のパネルディスカッションで面白法人カヤックの柳澤社長が語った意見と一致したのでビックリしたのですが、私は11月16日の時点でそれを狙ってました。

目的が「顔を覚えてもらう」だとすれば、写真をアップしておけば

リーチ(写真を見てもらう)=コンバージョン(目的達成)

だと気がつきました。
ただし携帯とかでアップしてる写真は乱立しているのでインパクトに欠けます。
そこで被写界深度の浅い格好の良いインパクトを与える写真を撮るために、
良いカメラと良いレンズが必要だったのです。

さらに有名人とのツーショットもインパクトを与えますので
安倍総裁や谷垣前総裁、河野太郎さんとの写真をひたすらアップしました。

今回まだ現時点で動画がダメだと思った点は、
再生するためにワンクリックしないといけないということでした。
特に関心のない人が相手の場合は、この差が大きいのです。

そんな感じに公示日まで毎日印象の残る写真をアップし
単純接触効果(ザイアンスの法則)という
繰り返し見てもらえることで好感を持ってもらえる効果を信じてました。

あと、もう一点やっていて気がついた面白い効果は
街頭演説などでカメラマンっぽい人が写真を撮っていると
「なになに?有名な人が演説しているの?」という空気を作り出して、
通行人が足を止めてくれます。

以上、今後選挙でネットを活用する人のためのメモとして
また私の備忘録として書き残します。

最後に今回カメラを貸してくれた北川さんには
なんとお礼を申し上げて良いか分かりません。
たくさんの格好良い写真を撮らせていただきました。
本当にありがとうございました。

写真は以下のサイトで見ることができます。

星野つよし公式サイト
http://t-stars.com/